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写メ日記の一人称・⁠呼び方・⁠口調の決め方⁠|ぶれない統一のしかた

文字・表現文:しゃらく編集部
楽屋の鏡の前でスマホを打つ女の子

「私」⁠と書いた翌日に「あたし」⁠、お客様を「みなさん」⁠と呼んだ次は「お兄さん」⁠。口調がぶれると、同じ人が書いているのに別人のように読めてしまいます。あなたのキャラに合う一人称、お客様の呼び方、語尾の決め方と、決めたあとにぶれない仕組みをまとめました。

口調を決める3つ
  1. 一人称を1つに
  2. 呼び方を1つに
  3. 語尾をそろえる
  4. 3行でメモする

決めるのは3つだけ

口調の土台は、次の3つで決まります。

  1. 一人称:自分をどう呼ぶか(私、わたし、あたし、名前など)
  2. お客様の呼び方:読む人をどう呼ぶか(みなさん、あなた、お兄さんなど)
  3. 語尾と文の雰囲気:です・ます中心か、くだけた話し言葉か

全部を細かく決める必要はありません。この3つが決まれば、残りは自然に続きます。

初めて決める人は、まず「友だちに話すとしたら」ではなく、「出勤中に、初めて会う人へ話すとしたら」を想像してください。日記を読むのは、あなたをまだよく知らない人も含まれます。そのうえで、いつもの口調に近い言葉を選ぶと、無理なく続きます。

キャラに合わせた選び方

実際の自分と離れすぎない言葉を選ぶのが、長続きするコツです。話すたびに無理をするキャラは、ふとした時に素が出てしまいます。

  • 落ち着いた雰囲気:一人称は「私」。語尾は「です・ます」中心。呼び方は「みなさん」や「あなた」。
  • 明るく元気な雰囲気:一人称は「わたし」や「あたし」。語尾は「だよ」「だね」を交ぜる。呼び方は「みんな」。
  • ふんわりした雰囲気:ひらがなを多めに、語尾をやわらかく。一人称は「わたし」。
  • 自分の名前で呼ぶ:愛称で書くと親しみは出ますが、書き続けるうちに幼く見えないか、一度読み返して判断します。

お店のコンセプトや、出勤中に実際に話す口調も判断材料になります。日記だけ別人にならないほうが、会った時の落差も小さくなります。

一人称を決める時は、声に出して読んでみてください。書いた文字では自然に見えても、口に出すと照れてしまう呼び方は、続けるうちに負担になります。逆に、声に出して気持ちよく言える呼び方は、文章にも自然に出ます。

お客様の呼び方の決め方

日記は不特定多数の人が読むので、特定の人に向けた呼び名は避けるのが無難です。迷う場合は次のように分けます。

  • 全体に向けて書く日記:「みなさん」「来てくれた方」。
  • ひとりに語りかけたい文面:「あなた」。読む人それぞれが自分のことだと受け取れる。
  • 呼び捨てやあだ名:お店と相手の関係で受け取り方が変わるので、日記では控えめにする。

呼び方で迷いやすいのは、「お客様」という言葉です。丁寧ではありますが、距離が遠くなりやすい言葉です。親しみを出したいキャラなら「みなさん」や「来てくれた方」のほうが、やわらかく読めます。反対に、きちんとした雰囲気を大事にするキャラなら、「お客様」のままで違和感はありません。

お礼の個別の書き方は、お礼日記でまとめています。

ぶれた文面と直した文面

次は、同じ内容を口調がばらばらな状態と、そろえた状態で並べた例です。

ぶれている
今日は19時から出勤します。
あたし、朝からそわそわしてたの。
お客様、ぜひお越しくださいませ。
待ってるぜ!
そろえた(落ち着き系)
今日は19時から出勤します。
私は朝から少しそわそわしていました。
みなさん、ぜひお越しください。
お待ちしています。
そろえた(明るい系)
今日は19時から出勤するよ!
わたし、朝からそわそわしてたんだ。
みんな、遊びに来てね。
待ってるよ♪

内容はまったく同じでも、受ける印象はまるで違います。大事なのは、どちらが正しいかではなく、どちらかにそろっていることです。

決めたあとに統一する仕組み

決めても、書く日の気分でぶれます。次のようにすると防げます。

  1. 一人称・呼び方・語尾を、メモアプリに3行で書いておく。
  2. よく使う決まり文句(出勤のあいさつ、締めの一言)を、決めた口調で3〜5本控える。
  3. 投稿前に、一人称と呼び方だけ目で拾い直す。

「しゃらく」では、一人称とお客様の呼び方を、最初の設定で決められます。スキップもできます。自分で書く場合でも、設定の欄を埋めるつもりでメモしておくと、そのまま使えます。

口調を変えていい時、変えないほうがいい時

日記を続けていると、書き手のほうが口調に飽きることがあります。その場合は、一人称や呼び方を変えるのではなく、語尾の末尾だけに変化をつけるのが安全です。「〜です」の連続を「〜ですね」「〜でした」に混ぜる程度なら、キャラは保たれたまま、文面に動きが出ます。

変えていいのは、イベントやお知らせなど、はっきり特別な日です。そういう日は少しあらたまった文面にしても、おかしくありません。ただし、一人称と呼び方は変えないでください。語尾だけを少し丁寧にする程度なら、キャラがぶれたと感じられにくくなります。

逆に、変えないほうがいいのは、気分で急にくだけたり、かしこまったりする場合です。読んだ人は、前回との違いにまず気づきます。

新人のうちは、まだキャラが固まっていないことも多いはずです。その場合は新人さんの書き方も参考にして、まず3か月ほどは1つの口調で続け、合わなければ見直します。変える時は、少しずつ変えます。

統一の最終チェック

  • 一人称が1つに決まっているか
  • お客様の呼び方が文中で混ざっていないか
  • 語尾が「です・ます」と「だよ」で入り交じっていないか
  • 決まり文句がキャラに合っているか

文字の整え方は文字数・構成・改行・絵文字で確認できます。

書くのがしんどい日は、しゃらくに。

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